菊竹清訓「代謝建築論 か・かた・かたち」には、建築の構造から設計が完成するまでの思考過程について、書籍のタイトルにある「か・かた・かたち」の3段階構想論が示されています。

これを設計事務所の経営に当てはめてみると、

・か:建築設計を通じて、何をしたいのか?という「経営理念」

・かた:経営理念を実現させるための所内の業務の流れ・チームづくりなどの「マネジメントシステム」

・かたち:事務所の活動を通じて生み出された「できた建築」

と言えるのではないかと思います。

もちろん、どんな建築でもその所有者、その使い方・使われ方によって、良い影響も逆も与えますが、今日の打合せでは、上記の「かた」について、話合いました。

その結果、こちらの事務所で規程の4回あるDR(デザインレビュー)の内、DR2のタイミングを変更することになりました。

「か」に向かった「かた」は上手く機能しているでしょうか?それが「かたち」を決め、「か」を実現させると思います。